今回は、以前開発した「『人生は〇〇に似ている』」式ドリル」を実践していきたい。
企画を簡単に説明すると、よくスピーチなんかで使われる「人生は〇〇に似ている」というフレーズの〇〇に適当な言葉を当てはめ、制限時間内に即興で文章を考えるという企画。
細かいルールは以下である。
・「〇〇」に当てはめる単語にはこちらのサイトをお借りする。
「ランダム単語ガチャ」(※利用許可を頂いております)
選出される単語の難しさ(常用的か否か)を段階で選べるうち、最難度のLv.5まで出るように設定。
・ランダムに単語が出たら、それを入力し即、制限時間2分のタイマースタート。
タイムアップの時点でキーボードより手を離し、文章は改変禁止。
さっそくはじめよう。
一単語目
単語 「モデナの恋人たち」
人生はモデナの恋人たちに似ている。
彼らはさまざまな情勢に置かれながらも人生を重い思いに謳歌し、楽しんでいる。
彼らの行う恋愛は極めてその欲求に素直なものであり、
本来の欲望に嘘がない。
生きるように恋をして、恋をするように生きている。
彼らの存在こそ人生と言えるだろう。
いや、モデナの恋人たちってなに?
未知のフレーズが出るとは思ってなかったので、開始10秒くらい動揺してしまった。
なんか映画のタイトルか何かか?と思ったが、(『ノッティングヒルの恋人』みたいな)そんなことを考えてる時間がない。
なんとなく、南国かどこかで楽しく情熱的に恋をする男女を想像して無理矢理書き切った。この即興感、ヒリヒリして楽しい。
あと、「モデナの恋人達」がなんのことだったかは記事の最後に。
二単語目
単語 「ヤンソンの誘惑」
人生はヤンソンの誘惑に似ている。
ヤンソンはその打算的な誘惑に負けて人生を棒に振り、無念のまま障害を終えたように、
ひとときの欲求に身を任せると身を滅ぼすというのはどの時代でも変わらない。
しかいs、欲求に従ったヤンソンを完全に悪だと言い切ることもでき兄。
認g年pの弱いところを素直wに
だからヤンソンの誘惑ってなに?
ヤンソンが誘惑したの? されたの?
調べたらスウェーデンの伝統的家庭料理らしい。わかるわけがない。
「ヤンソンの誘惑」という名前の料理? それとも正式な名前があってその二つ名とかキャッチフレーズみたいなこと? 天ぷら ~日本の魂~ みたいなことか?
というより今回は難解な単語が出過ぎておかしいと思い、ルールを見直して気が付いたのだが、
前回は選出する単語を「lv1~5まで出るように」設定していたのだが今回は間違えてLv5からのみ出るようにしていた。こりゃ難しいわけだ。前回は「朝日」とか「嘘」とかだったのにおかしいと思った。
このままだと「知らない単語の意味当てゲーム」になってしまう。
ので、三回目はルールを前回に戻そう。
三単語目
単語 「ゲームブック」
人生はゲームブックを読むのに似ている。
人生には様々な謎や未知の世界というのがあって、そこにははっきりした答えが存在するものやしないものがある。
その回答を除いてしまうことは何か反則行為のような感覚
これは不本意な結果である。モデナ&ヤンソンショックが大きく、耳にしたことのある単語が出たという安堵が、思考を鈍らせてしまった。
人間が「行うもの、触れるもの」なら難易度はさほど高くならないはずだが、
人間が行う「ゲーム」を一段階、俯瞰で見た「ゲームブック」というお題に少し混乱してしまった。
というのも、単語を調べるまで「ゲームブック」を攻略本のことだと勘違いしていた。正しくは「読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られ、ゲームとして遊ばれることを目的としている本」(wikipediaより)らしく、これならぐっと書きやすくなったと思う。
だってほとんど人生ゲームのようなものじゃないか。例えやすいのは当然であった。
以上、前回同様に三回行ってみた。
感想だが、やはり面白い。
難しい単語、簡単な単語の傾向も少しずつ出てきて、今後もっと掴めるようになっていくと思う。
以下補足だが、「モデナの恋人たち」というのは、イタリア北部の都市モデナで2009年に発見された遺体(遺骨)のことでらしい。4~6世紀に埋葬されたものとされる。
寄り添い、手を繋ぐような状態で発見されたので、発見した当初に「恋人たち」と名付けられたが、のちに二人とも男性の遺体であったことが判明し新たな話題を呼んだとのこと。
それを知った上で私の回答を見ると、全く的外れでもない気もする。
そこにロマンチックな妄想をするのならなおさらである。
そもそも単語を知っているか、という教養も試されるゲームだと今回はわかった。