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雑記

音を立てずに暮らすのは体力がいる

(久しぶりに記事を書くときは、やり過ぎなくらい簡単な内容から、と過去に書いた気がするので今回はその通りにしようと思う。)

6.7年前、私が福岡に住んでいた頃。当時住んでいたマンションの自室でくつろいでいると、夜遅い時間にも関わらず家の外からだんっ、だんっという鈍く低い音が聞こえた。
なんだなんだと思い少しの間耳をそちらに傾けていると、だんっ、だんっ、と音がしばらく続いた後、「ガチャ」と金属音がした。

「ああ、誰かが今帰ってきたんだな」と私は理解した。

隣のマンションの住人が、階段をゆっくりと登ったのち家のドアを開けた、その一連の音だったわけだが、階段を登る音からしてかなり疲れていたのでは?と想像した。

元気な人や騒がしい集団なんかをみると、体力や気力が有り余っているように見える。
でも、大きな音の出本を辿ってみると、必ずしもそこにエネルギーがあるとは限らない。
エネルギーが残ってないからこそ、音を制御できないのだ。

ちなみに私も、疲れていると扉を強く閉めてしまうときがあるが、テンションが上がっている時も若干、強く閉めてしまうことがある。
エネルギーが極端にあるときとないときに騒音が出てしまうとしたら、騒音を立てずに暮らすのはどれだけ穏やかな心が必要なのだろうか。