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創作 ヒント

なんでも良いから完成させた方がいい理由

 

 

創作活動において、完成までえらく時間をかけてしまうというのはよくあることである。

「かけてしまう」ということは少なからずそれが無駄であると言うことだが、
実際のところ、適当に仕上げてしまうのと妥協なくパパッとやってしまうのでは、
圧倒的に前者の方がメリットが多い。

いくつか理由を挙げて行く。

①ハードルが不必要に上がらない
これはクリエイター「あるある」であると思うが、
渾身の力をかけてアイデアを絞り出し、リライトを繰り返した作品より、
その隙間に適当に作った作品の方がウケがよかった、
なんて経験があるはずだ。

なんならそのまま代表作になってしまったりすることもある。

時間をかけようがかけまいが、他人にウケるかは判断できないのである。
ならば早く仕上げてしまい、ウケなかったら次に取り掛かる方が効率がいい。
非常にシンプルな話だ。

これだけ聞くと、いわゆる「数打ちゃ当たる」のような泥臭い戦法に聞こえるが、実際そうである。

あまり時間をかけすぎると、とりかかっている創作が何か大きな一大プロジェクトのようなものに勘違いして、アイデア自体も「いいものだから長時間あっためて無駄にしないようにしている」と脳が都合よく解釈してしまう。
これだけならモチベーションが上がって結構なのだが、
まずいのはその作品がウケなかった場合である。
自分のセンスと才能を全て注ぎ込んだ作品なのにウケなかったと、派手に自信を失う結果になりかねない。

だから、適当につくってしまえばいい。

②経験値になる
早く仕上げるというのは、完璧主義者の人間からしたら実に気持ちが悪い行為かもしれない。自己採点60点くらいのものを人に渡すことになるからである。

しかし大前提として、これはあくまで「自己採点」であり、この基準はまっっったくあてにならないということである。
自己採点と世間一般の評価が同じであるなら、ミュージシャンなら一年で武道館に行ける。

しかしながら、ある程度共通の採点基準というものはある。
ミュージシャンでいう歌のうまさとか楽器のうまさなど。

そういったところを満たすにはどうすればいいか。
やっぱり60点を出し続けることである。
100点を出そうともしないなんて、と思うかもしれないが、

人間、その時自分に出せる60点をずっと出し続けていると、その60点のクオリティが上がって行く。
何をいってるかわからないだろうか。

ずっと60点を作っていようが、人間はしっかり経験値を取得して行く。
そんな人間が作った100作目。やはり60点のつもりで作っていても、それをスタートしたころの自分がみたらどうだろう。
80点、90点つけられるかもしれない。
持論だが、仮に100作もつくろうものなら、当初の100点基準は絶対に超えたものを作ることができる。

だから、常にそのとき自分の思う60点を作れば良いのだ。
どうせウケるかなんてわからないのだから、適当に、でもいっぱい作れば良い。
結果的には「頑張っている」ので、あなたはさぼってなんかない。

と、こんなあたりが「なんでも良いから完成させた方がいい理由」
である。
なんでもいいから、というのはかなり乱暴な言い方であるが、完璧主義者の方にはこれくらい極端に言った方がよいと思う。

ここまで読んでくれてありがとう。
とりあえず、その手に持っている作りかけのやつを今日中にでも完成させてしまわないか?