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雑記

新幹線ホームの売店で働く人たちについて

 

は、新幹線の駅のホームの売店で働く方を心から尊敬している。
理由は単純で、もたもたとした仕事が絶対に出来ないためである。

皆さんも一度くらい経験があると思う。

時間ギリギリで新幹線乗り場のホームに到着すると、
自分の乗る便がすでに到着している。
が、車内で食べる昼飯をまだ買っていない

というシチュエーション。

昼を挟む移動なので弁当をここで買わないと昼飯抜きになる。
それはなんとしても避けたいが、乗り遅れるのはその10000000倍避けたい。
というか許されない。でも飯は食いたい。

そんな迷いの中駆け込む売店。
ここで客が店員に求めるのは、一つの無駄もない作業効率である。

店員側からしたら恐ろしいプレッシャーである。
万が一、渡すお釣りをチャリーンと下に落としてしまったらどうなるのだろうか。
サラリーマンの舌打ちは必至である。

舌打ちされるだけならいい。
その結果、もし客が乗り遅れてしまったら。

確実に自分のせいにされるだろう

 

人は、誰かのせいにしたがる生き物である。
本当のは「店員さんがお釣りを落とした」以外にも、タイムロスはあったはずなのに。

・寝坊する(タイムロス40)
・財布を忘れたのに気づき家に引き返す(タイムロス5)
・駅までの道でやけに信号につかまる(タイムロス3)
・駅弁を買う際に店員がお釣りを落とす(タイムロス15)

こういった過程で合計48分15秒のタイムロスだが、
おそらく全てを最後の15秒のせいにされる。

唯一自分以外に明確に原因のあるタイムロスとはいえ、
全体のロス時間から見ればほんのほんのほんの一部である。
しかし、乗り遅れたサラリーマンは親の仇のごとく店員を睨みつけることだろう。

世知辛い世の中である。

しかし、
これはあくまで想像の話であり、実際に私にこんな体験はなく、目撃したこともない。
店員の方は皆、こちらが急いでなくても本当にテキパキとされ、
「駅に訪れる客慣れ」している。

「一秒単位の作業効率」を求められるだけで頭の痛くなる私は、
そんな方々を心から尊敬しているのだ。

最後になるが、ホームにはぎりぎりで駆け込む方が悪いので、
余裕を持って新幹線には乗りましょう。

あと、本当に急いでいるときはキャッシュレス決済を使わないつもりでいましょう。
ああいった売店は未だサービスに対応していない店もあります。

素敵な新幹線の旅を。