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心の声メロディ化計画

誰にもいえないことはどうすりゃいいの (斉藤和義 – 歩いて帰ろう) 心の声メロディ化計画12曲目

 

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
誰にも言えない事はどうすりゃいいの? おしえて             -(斉藤和義/歩いて帰ろう)

 

心の声メロディ化計画とは (1曲目 お別れの歌-never young beach)

※上の記事を読まなくても本記事は楽しめます。参考まで。

 

私は口が堅い。
誰にも言わないで、と言われたことは絶対に漏らさない。

それは責任感が強いから、とかそんな良いものではなく、単に口が軽い人間が嫌いだからである。こうはなるまい、と思うから自分は口が硬くなったのだ。

誰かの話で「これほんとは言っちゃダメなんだけど」と頭にフレーズがつくと、なんだかモヤッとしてその後の内容があんまり入ってこない。
内容より「誰にも言わないで」を破られたその人の顔が浮かんで不憫に思えたりする。

「誰にも言わないで」と言って話した人は、人を選んで話したのかもしれない。
「この人なら」と思って話したかもしれないと思うと、かわいそうである。

 

 

社会人になってからそんな場面をたくさん見たのもあって、悩み事などを話すときは本当に人を選ぶようになった。なってしまったというべきか。

私は芸能人でもインフルエンサーでもないので、私の悩み事などなんの面白トピックでもないが、それでも不用意に誰かに知られるのは嫌だった。
まあ口が軽い人が嫌いというのは、自分が話したことをばらされたら嫌だから、というのもあるのだろう。秘密主義というやつだろうか。

走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでく
誰にも言えない事はどうすりゃいいの? おしえて             -(斉藤和義/歩いて帰ろう)

 

たまに、親しい人から「こないだ言ってた〇〇の件、もう大丈夫?」と言われてハッとすることがある。「そうだ。以前、〇〇について相談したんだった」と思い出す。

今では私は、〇〇という悩みをほぼ忘れることに成功していたのだ。
でも、その人はまだ覚えていてくれた。申し訳なさと感謝の気持ちが出てくる。

そして同時に、あんなに青ざめたテンションで相談した当時と今のギャップに驚く。
前回記事で書いたことと同じだ。
どんなに恐ろしい問題でも、時間が経てば忘れてしまったりするもんだ。
それを問題に向き合っているときに意識できればいいのだが。

いや、向き合っている時に解決のため色々手を尽くしたから、忘れるというグッドエンドを得たのかもしれない。
ま、このあたりは考えても答えはでないということも、前回記事と同じである。